diary

2024/08/05

新聞作りワークショップ

新聞作りワークショップ
旧国立駅舎にて、「新聞作りワークショップ」を開催しました。
夏休みは、花火やお祭りなどのイベント、習い事や夏期講習で忙しい今時の子どもたち。そんな中、わざわざワークショップに参加してくださったみなさま、本当にありがとうごいました!
去年楽しかったからとまた来てくれた子、帰りたくないと時間延長を希望してくれた子、数日後のアフターフォーロ日にお母様と一緒に参加してしっかり完成させた子など、開催者冥利につきます。
今日のワークショップでは、探究型の学びを行う東京コミュニティスクールの初代校長であり、「知図を描こう!──あるいてあつめておもしろがる 」(岩波ジュニアスタートブックス)の著者市川 力先生の「feel度walk」の要素を取り入れてみました。

まず、「予備知識なく自由に見学。自分の気になるところを見つけて、写真を撮って取材メモをとること」から始めました。
そして、「駅舎ができた時代にタイムスリップして、当時の人になりきって(目的地までの切符を買って、荷物を預けて、改札で切符カッチン。列車に乗るつもりで)駅舎を面白がってみる」ということも楽しみました。このやり方は子どもたちの気持ちが盛り上がって、とても効果的でした!
私たち大人はついつい、一方的に多くのことを教えたくなってしまうのですが、今回は子どもたちが「気になって、聞きたいこと」を最優先に、大人は「説明しすぎない」ことも意識しました。
子どもたちの好奇心を主体にしたこと、「当時の人になりきる」という感情移入しやすい要素を取り入れることで、想像力と探究心がむくむく湧いて駅舎に愛着が増して、自分から自分の発見を言葉にして誰かに伝えたくなってくるのです。

参加人数が前回よりも少なかった分、一人ひとりに充分に寄り添うこともできた、ということも良かったことの一つでした。
子どもたちの素直な視点には、毎回、大人たちにも新しい発見があり、とても勉強になります。
日本写真協会にご協力いただいた一眼レフカメラを構えて、気になるところに躊躇なくレンズを向けてシャッターを切り、熱心に耳を傾けメモを取る取材風景は、微笑ましく頼もしい姿でした。
子どもたちが作った「新聞」は、それぞれの学校で自由研究の作品として、活き活きとしたメディアとして、クラスのお友達に旧国立駅舎のことを伝えてくれることでしょう。

開催に関して協力してくださった大人の皆さんにもお礼申し上げます。またパワーアップして、次回につなげたいと思います。
ありがとうございました!


旧国立駅舎「こども新聞ワークショップ」
開催日:2024年7月27日(土)10時~15時
開催場所:集合:旧国立駅舎  解散:商協さくらホール
料金:参加費無料
※昼食、飲み物は持参のこと
申し込み:お申し込みフォーム 又は電話にて
主催:国立市観光まちづくり協会
申し込み・お問い合わせ:TEL 042-574-1199(平日9~17時)

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