diary

2022/04/05

ピンホールカメラ

ピンホールカメラ
春休みなので、日本写真協会にご協力をいただき、アトリエに即席の暗室をつくり、子どもたちと一緒にピンホールカメラ体験を行いました。
写真がデジタルになってから、心霊写真にお目にかからなくなった理由が、わかったような気がします。
石田倉庫には、東京大空襲で焼け残った電信柱があって、私はそれを今日、ピンホールで撮影したのですが、時空を超えた何かが写真に宿ったとしか思えない作品となりました。
輪廻転生があるとしたら、もしかしたら前世でもご縁があって、今ここに居るのかもしれないと思えてきます。

印画紙も、現像液も、今では使う人が少なくなってしまっているため、生産縮小で値段も上がり、一昔前の写真技術になってしまっていると、講師がおっしゃっていました。
でも、実際にこうして体験してみると、手仕事でしか体感できない何かが宿っていて、愛おしいような、かけがえのない1枚に、ほぞぼそでも続けられらたいいなあと、フツフツと創作意欲が込み上げてきました。

ピンホール.jpg